皆様こんにちは!
もうすぐ新年度になります。
娘達が新しい学年になり、成長していくんだなと思いつつも、親父である私は、「歳をとっていく」という否めない現実があります。
加える年齢と書いて「加齢」
ただ、おかげさまで、20年以上もトレーニングを継続していると、体力の衰えはそんなに感じてません。
というか、衰えているのかもしれないのですが、筋トレやランニンの実施で、都度、体力レベルを上書きしているので、感じてないというだけかもしれません。
体力レベルは数値で測れないのですが、自分についている筋肉量については測定可能です。
まず、体重を測って、体脂肪と除脂肪率を測るといいでしょう。すると、数値で出ます。測定して、年齢の基準値と比べるとか、過去の若い時の数値と比べるとかすると、その差を持って筋肉量を知ることができます。
測定してみたものの、過去の数値を覚えてなくて、若い時との比較ができないから自分の筋肉量が果たしてどのくらいなのかわからない時は、鏡の前に立って体を見るのがいいと思います。見た目で判断してみましょう。
腕や脚が細くなっていたり、お腹が出て大胸筋のたるみや背中に筋肉がない、肩の筋肉が小さい。など、気づくこともあると思います。若い頃の体型を覚えていると思うので、記憶の中で今と比較するといいでしょう。
そういうと、「そりゃ若い頃とは違う」と当たり前の声が聞こえますが、筋肉の量で言うと、若い頃より筋肉がついていることがあります。歳をとっても、トレーニングと食事で筋肉はつくということは分かっています。トレーニングを積み重ねて筋肉がついていくんです。
逆に何もしていないと筋肉は減ります。何もしていないと、筋肉の減少が加齢に拍車をかけていくと考えられます。今回は寿命と健康寿命の観点からも筋肉の減少と加齢について書いていきます。
筋トレは若さと健康を維持する!
筋肉の衰えが健康の衰え
筋トレは、体の内側から若さと健康をキープする効果が大きいことにも注目です。
筋肉の衰えは、日常生活でも実感できますが、体の内側の健康面も、気づかないうちに確実に衰えていきます。
日本は今や世界有数の長寿国ですが、平均寿命よりも健康寿命(介護が必要なく自立した日常生活を送ることができる寿命)が男性では9年、女性では約12年も短いことが問題となっています。
健康寿命は思っているより短いんです。厚生労働省の資料では、日本人男性が平均寿命が81.41歳に対して健康寿命が72.68歳。ということは、生活に制限がある期間が8.73年もあります。女性は平均寿命87.45歳ですが健康寿命が75.38歳と、なんと12.06年も生活に制限がある期間となってます。

健康寿命の原因は?
この最大の原因は運動不足などによる生活習慣病や運動器と言われる、筋肉、関節、骨の衰えです。
筋肉が減ると体を支えたり動かしたりする能力が顕著に低下します。
関節は鍛えることができない、いわば消耗品ですが、筋肉は関節を保護する役目もあるので、筋肉の衰えは関節の消耗を加速してしまいますし、それに伴って運動能力も落ちて、運動不足も加速していってしまいます。
さらに、骨は加齢とともに、骨をつくる骨芽細胞より分解する破骨細胞の働きが強くなり、骨量が減っていきます。
筋トレは、骨に刺激を与えて骨芽細胞の働きを活発にし、成長ホルモンの分泌を促すことで骨量を増やし、骨粗鬆症を防ぐ働きもあります。

脳の活性化
筋トレは認知機能とも深い関わりがあります。
正しい動き、動作スピードや呼吸法などを理解、記憶して1つ1つ確認しながら体を動かすことが、脳の刺激になります。
体の動き、は大脳から指令が出ていますし、複雑な動き(バランスを取ったり、ウエイトをコントロールして扱う動作、スポーツなどの特異的な動作)は小脳の働きで、中枢神経ら末梢神経を通って、筋肉まで指令が入って、動きを作っています。つまり、筋肉や関節は脳とフィードフォワード(相互の行き来)の関係にあるんです。だから運動は脳神経をたくさん働かせることにつながります。

筋肉は10年で1kg程度減っていくので、逆にいうと1kgつけると10歳若返るといえます。
寿命が長くても、体が衰えてくると、寝たきりになってしまったり、生活の質も落ちていってしまいます。人生100年時代と言われているこの時代、いつまでも体力がある状態で元気に生活していきたいですね。
そのためにも、体を動かす原動力となる筋肉は大事です。
筋トレは早く始めて長く続けるほど、より効果が期待できるのです。さあ!これから始めましょう。