こんにちは!
今日は週1回のランニングデイ。
週1・・・。
あと、もう1日増やしたいと思ってます。(減量のためにも)
この時期では、まだスピードにこだわりはなくて、脚・足を作ることに専念してます。
でも、秋冬になりシーズンが来たら距離やスピードもデータをとって走りたいと思ってます。とりあえず、夏も走るとして、夏が終わるまでは脚・足作り。
それで、今回はモチベーションを上げる書籍をご紹介します。ランナーの方はもう読んでいると思いますが、まだ読んでない方、購入参考にしてみてください。
「BORN TO RUN」走るために生まれた クリストファー・マクドゥーガル 近藤隆文訳 NHK出版
50歳になる去年から走り始めました。きっかけの一つがこの本。走りはじめと同時に読んでたので、この本の影響で走り始めたというより、ランニングしだしたから読もう!ということで読んだ本です。
私は理屈好きなので、意味付けをしたがります。「走る意味」「トレーニングする意味」「ギターを弾く意味」を勝手に作って自分の中でやっていることに深みを持たせたくなっちゃうんです。でもそういうことは人それぞれ。
ただ、トレーナーをやっていますので、ランニングという行為に興味を持ってもらう、一つの知識として、今回はこの本で、私がたくさん付箋をつけていた頁で、ラインを引いている文をご紹介いたしまーす!(なので、読みずらいと思います)
【307ページ28章から】
空気だ!われわれの体で大事なことは空気を取り込むことだ!空気を取り込むことがわれわれの身体のあり方を決めたのかもしれない。
初期の人類が地面から拳を離して直立し、他の生物と袂を分かった理由を突き止めた者はこれまでいない。それは呼吸をするためなのだ!喉を開け、胸を膨らませ、地球上のどの生き物よりも上手く空気を吸うためだ。その考えは未だ序の口に過ぎない。
呼吸がうまくなれば、そのぶんうまくいくー。
走れる。人間は走るために進化したというのかね?
動物界を2つに分類した。走るものと歩くものだ。
走るものには馬や犬などが含まれる。
歩くものは豚やチンパンジーだ。
人間が普段は歩き緊急時のみに走るように設計されているとしたら歩く動物にきわめて似ているはずだ。
チンパンジーは歩く動物。われわれのDNAとも95%はチンパンジーと共通している。
だが、
ふくらはぎと踵をつなぐアキレス腱は、人間に合ってチンパンジーにはない。
土踏まずは人間にはあるが、チンパンジーは扁平足だ。
人間のつま先は短くてまっすぐなので走りやすいのに対して、チンパンジーは長くて広がっており、歩くのに適している。
お尻を見ても、人間にはたっぷりついているが、チンパンジーには全くないに等しい。
次にあまり知られていない頭の後ろの腱、項靭帯に注目した。チンパンジーには項靭帯がない。豚にもない。あるのは、犬、馬、人間だ。
大きな尻も必要なのは走る時だけだ。
これは自分でも確かめられる。尻をつかみしばらく部屋を歩いてみればいい。尻の肉はやわらかいままで、走り出して初めて固く引き締まる。
同じようにアキレス腱も歩く時はなんの用もなさない。チンパンジーにないのはそのためだ。われわれの祖先である四〇〇万年前の猿人、アウストラロピテクスにもアキレス腱はなかった。アキレス腱の痕跡が見られるのは二〇〇万年まえのホモエレクトゥスからだ。
人間の身体は走る動物の重要な特徴を取り入れたのだ。
四足動物で足の長い馬より人間の方がストライドが長い。人間は馬よりも遠くまで走れるということだ。実施アリゾナ州プレスコッドで開催される五〇マイルのマン・アゲインスト・ホース・レースではランナーは山脈の急斜面で先頭の馬たちを抜き去ると二度と馬の姿を見ることなくゴールテープを切った。
一般的に馬が全力で走った時の速度は、毎秒七.七メートルである。そのペースを維持できるのは約10分間でその後は毎秒5.8メートルに減速しなければならない。だが一流のマラソン走者は毎秒6メートルの速さで何時間もジョグできる。
四足動物が走る時は、一歩につき一呼吸のサイクルにはまり込みます。それに対して人間は好きなだけ息ができる。
さらに、身体の熱の大部分を発汗によって発散する哺乳類は、人間しかいない。世界中の毛皮に覆われた動物は、もっぱら呼吸によって涼をとり、体温調整システム全体が肺に託されている。かんせんが数百万もある人間は、進化の市場に現れた市場最高の空冷エンジンだ。
人はなぜマラソンを走るかわかりますか?とルイスはブランブル博士に訊いた。
走ることはわれわれの種としての想像力に根ざしていて、想像力は走ることに根ざしている。言語、芸術、科学。スペースシャトル、ゴッホの『星月夜』、血管内手術。いずれも走る能力にルーツがある。走ることこそ、われわれを人間にした超大な力ーつまり、全ての人間が持っているスーパーパワーなのだ。
「だとすると、走るのが嫌いな人が多いのはなぜでしょう?」「誰もが走るために生まれたのなら、みんなが楽しむはずでは?」
「じつに面白い話があります」
2004年のニューヨークシティマラソンの結果を調べて年齢別にタイムを比較しました。19歳を振り出しとしてランナーたちは毎年速くなり、27歳でピークに達する。27歳を過ぎるとタイムは落ち始めるです。
さてここで問題。19歳の時と同じスピードに戻るのは何歳の時か?
答えは64歳です。
とすると45歳の差がある。
64歳が19歳と互角に渡り合う競技を他に挙げてみてください。水泳?ボクシング?接戦にもならない。
われわれ人間には実に不思議なところがあります。持久走が得意なばかりか、きわめて長期間にわたって得意でいられる。われわれは走るために作られた機械ーそして、その機械は疲れを知らないのです。
人は年をとるから走るのをやめるのではない。走るのをやめるから年をとるのだ・・・。
「しかし、ひとつ問題があります」とブランブル博士は言った。
われわれが持つ最大の才能は、人類の破滅を招きかねない怪物をも作り出したのだという。
歴史上のどの生物とも異なり、人間には心身の相剋がある。身体は動かすために作られているが、脳は常に効率を求めるのです。
われわれは耐久力に生死を左右されるが、つぎのことを忘れてはならない。耐久力はエネルギーを保存することにかかっていて、それをつかさどるのは脳の領域なのだ。「遺伝子に刻まれた走る才能を活かす者もいれば、活かさない者もいる。その理由は脳は買い物を安く済ませようとするからです。
脳はつねにコストを削減して、少ない元手で取り分を増やし、エネルギーを保存んして緊急時に備えることを企てているのです。
あなたや私が走るのは爽快だと知っているのは、それを習慣にしているからです。その習慣が失われれば、いちばん耳に響く声を出すのは、身体を楽にするようにけしかける古来の生存本能に他ならない。
ここに辛辣な皮肉がある。われわれの優れた耐久力は成長に必要な食料をもたらしたが、いまや脳がその耐久力を衰えさせつつあるのだ。
「われわれが生きている文化では、激しい運動をするのはばかげているとみなされる」とブランブル博士は言う。
「脳がこう語りかけるからです。必要もないのに、どうして機械を作動させるのか?」
公平を期すなら脳がいうことは歴史の99%において正しかった。それはのんびり過ごすのは快適なことであり、休んで英気を養うチャンスがあるなら、それを逃すなということだ。怠惰に過ごすことをひとつの生き方として成立させるテクノロジーが実現したのは最近のことにすぎない。われわれは筋骨逞しい丈夫な狩猟採集民の身体を人工的なレジャーの世界に放り込むようになった。
では生命体を未知の環境に投げ込んだらどうなるのか?
NASAの科学者たちは最初の宇宙飛行を前に同じことを考えていた。
人間の身体は重力の圧迫があっても成長できるようにできているのだから、その圧迫を取り除くことは宇宙飛行士はより強く、賢く、健康になったと感じるのではないか。結局のところ容赦なく下に引っ張る力に抵抗することをやめたら、接種したカロリーが全て脳と身体の栄養になるー違うだろうか?
とんでもない。宇宙飛行士は地球に帰還した時、数日間で何十歳分も老化していたのだ。骨は弱くなり、筋肉は萎縮した。不眠、鬱、急性疲労、倦怠感に悩まされ、おまけに味覚まで衰えていた。
長い週末をソファでスマホやテレビをみながらすごしたことがある人なら、その感覚がわかるだろう。
この地球にわれわれは無重力空間を現出させたのだ。からだが果たすべき仕事を奪い、その代償を払っている。現代人の主な死因ー心臓病、脳卒中、糖尿病、うつ病、高血圧、十数種類の癌ーのほとんどを、われわれの祖先は知らなかった。医学もなかったが、ひとつ特効薬があったーあるいはブランブル博士が立てた指の数から判断すると、ふたつ。
「この療法だけで病気の蔓延をまさしく直ちに止めることができるのです。」と博士は言った。
そして2本の指をさっと立ててピースサインをつくり、それをゆっくりと回転させて下向きにし、宙で指を交互に動かす。ランニングマンだ。
「ごく単純なことです」と博士は言った。
「足を動かせばいい。走るために生まれたと思わないとしたら、あなたは歴史を否定しているだけではすまない。あなたという人間を否定しているのです」
実証的で科学的な内容です。走ることに深い意味を自分の中に落とし込めます。書いてたらまた走りたくなりました!行ってきまーす。
今日は家から海までのランニング。由比ガ浜に到着!約3km地点です。夏に向けて海の家を建設中。今年の夏は猛暑になるらしいです。賑わうのかな〜。
折り返します。帰りも上りのロードを走ります。脚作り。
ランニングは最も簡単なトレーニングで、最も習慣にするのが難しいトレーニング。
走った後の爽快感を脳にインプット。走った後の写真をとったり、アプリにランニング記録をとっておっくのもいいことだと思います。
アプリのGPSで過去のデータを見ると、走った時の感覚は記憶にせるものだと思う。例えば脚に響いている感覚とか、体幹を維持しているコアの筋肉への感覚、心拍数が上がる感覚。ちょっとキツイ道を選んで、その景色を頭に焼き付けておくとか。天候で日差しきつかったなーとか。刺激を受けているから身体が覚えていたりします。
ランニングやトレーニングを習慣化できれば成長につながりますね。是非チャレンジしてみてください。