こんにちは。あなたをアップデートする筋トレコーチ中川祥太朗です。
筋トレをすることは、筋肉を強くしたり、肥大させたりと筋肉にはたらかける最適な手段です。継続していると体型が変わってきてかっこいい体ができてきます。スタイルを作るのはもちろんですが、生きていく上での健康面にもさまざまなメリットがあります。今回は5つの効果をまとめてみました。
目次
今回は筋トレして筋肉を強くしたり大きくすると、とてもいいメリットがあることを5つご紹介します。
体を動かすための筋肉
体中には約640個の筋肉があります。その筋肉が206個の骨にくっつき伸びたり縮んだりすることで関節を曲げたり伸ばす作用が働き、体を動かすことができます。
スポーツの場や日常生活の活動においてパワーがある、体力がある、持久力があるといったことは備わっている筋力によって、体を動かせるか、その動きを持続できるかどうかでパフォーマンスが決まってきます。
重力などに対する姿勢の維持
立っているだけでも筋肉は身体の中で常に力を出し続けています。
座っているときも、仰向けに寝ているときも、低いレベルながら緊張を保っていて身体の姿勢を保持しています。
そもそも人間は重力に対抗して動いているので、運動をしていなくても、常に抗重力筋群(姿勢を維持する筋群、脊柱起立筋群、腹筋群、大腿四頭筋等)は働いています。抗重力筋が弱化すると、背中が曲がってきたり、さらに進むと歩けなくなったり、最悪、寝たきりになってしまう。
逆に寝たきりだと、筋力は弱化して日常生活に支障をきたすことになってしまいます。
熱の産生
人は生きていくために一定の”熱”を作りだす必要があります。その熱は筋肉や内臓から作り出されます。
ヒトを含めた恒温動物は、ある一定の熱が身体にないと生きていくことができず、ヒトの場合は常に37℃ほどの体温が保たれるようになっています。
しかし、気温は通常37℃よりも低いので、自分自身でエネルギーを使うことによって熱を生み出す必要があります。
その熱を生み出すことにおいて、一番貢献しているのが実は筋肉。熱産生の約6割が筋肉で、2割前後が肝臓や腎臓、残りの2割が褐色脂肪とされています。
熱が維持されているということは、いつもエネルギーを消費しているということ。そして、そのための燃料としては糖質や脂質が使われています。
もし筋肉によるエネルギー消費のレベルが落ちてくると、糖質や脂質が身体の中に余分に蓄積されるということが起こります。その結果として、メタボリックシンドロームといった生活習慣病に向かっていってしまいます。
つまり、栄養素として取り込んだものをエネルギー源として使用する、という体内のプロセスがうまく回り、代謝恒常性が保たれているのは筋肉のおかげともいえます。
血液を心臓へ送る
心臓から送り出された血液は筋肉の動きで心臓へ送り返されます。
「足は第二の心臓」とも言われるように、筋肉が強い力を発生するとき筋肉内部の圧力が高まり血液が絞り出されます。
逆に、力をゆるめると筋肉のなかに一気に血流が流れ込みます。
このように、収縮と弛緩を繰り返すことでポンプのような働きをし、血液の循環を助けています。脚の血液は重力にさからって下から上がってこなければならないため、脚の筋肉は特にこのポンプ作用が大切になります。
骨や関節を守る身体を保護する
筋肉の鎧をまとい、頑丈であるということ。
歩いた際・走った際の衝撃を吸収して骨や関節を守る働きをします。
例えば、おなかを取り巻いている腹筋や背筋の存在によって、腹腔の中にある内臓は守られています。内臓が所定の位置にあるということで内臓の調子も保てています。
筋量が多い人または筋力がある人には、緩衝作用がより働き、ダメージは軽減できるわけなんですね。
トレーナー紹介
LEAPROCKfitness新宿御苑代表 中川祥太朗(Shotaro Nakagawa)
1973年11月21日
トレーナー歴20年 トレーニング歴20年
元TAIKANZ新宿御苑マネージャー
フィットネスクラブマネージャー歴16年
保有資格:
●NSCA(CSCS)
全米ストレングス&コンディショニング協会認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
●NASM(PES)
(National Academy of Sports Medicine – Performance Enhancement Specialist)
●NLPコーチング認定コーチ
パーソナルトレーニング・グループトレーニング・企業セミナー、研修・出版物やメディア(書斎のゴルフ:日経プレミア)(誰でもできるゴルフ体幹の鍛え方:日経プレミア)(BEAUTY STYLE BOOK MYSTYLE ダレノガレ明美)(おはよう日本:NHK)その他メディア多数