学び

筋トレでメタボ脱却

年末年始ですね。この時期、食べすぎ飲み過ぎに加えて、寒いから体を動かすことも怠ってしまい、気がついたらお腹に脂肪が乗っかっちゃった!なんて方多いのではないでしょうか。

年始の早い時期に、気がついてダイエット(食事コントロール)や適切な運動を始めればお腹も引き締まりスッキリしてきます。運動の中でも筋肉を使う筋トレで筋肉をつけることがメタボ改善、メタボ予防効果があるんですよ。

メタボは病気につながっていく恐れあり

まず、メタボがなぜよくないいのか?メタボは、お腹がぽっこりしてくるだけではなく、そのままの状態にしていると病気になる可能性もあるからなんです。メタボとはメタボリックシンドローム:内臓脂肪症候群のことで、内臓に脂肪が貯まることに加えて、糖尿病をはじめとする生活習慣病の前段階の状態であり、高血糖、高血圧、脂質異常農地、いずれか2つ以上を併せ持った状態のことです。内臓に脂肪が溜まってくると、動脈硬化につながり、心疾患(心臓病)や脳血管疾患(脳卒中)などの命に関わる病気につながる恐れがあります。

筋肉が小さくなると脂肪を燃やせなくなる

人は筋肉で体を動かし、熱を発生させ、糖質や脂質を消費させています。筋肉が小さくなると、エネルギー消費が減り、脂肪が増え、糖尿病や脂質異常につながってきます。さらに、筋肉の中には、”サルコリピン”というタンパク質がありますが、このサルコリピンの遺伝子を壊したネズミは、通常のネズミより高脂肪食で肥満します。また糖尿病にもなります。サルコリピンは、筋肉に熱を作らせ、脂肪を燃焼しやすくする働きがあるのです。筋肉が少ないとサルコリピンも少ないです。

筋肉が内分泌機関として働くときの作用

また筋肉は内分泌機関としてもはたらき、「マイオカイン」と総称されるホルモン様の物質を分泌することが明らかになりつつあります。最初に報告されたマイオカインはインターロイキン-6(IL-6)というサイトカインで、以下のような作用を持つと考えられています。

①脳における抗酸化作用・神経細胞の保護

②脂肪細胞にはたらき脂肪分解を促す

③肝臓にはたらきグリコーゲン分解を促す

④動脈璧における抗炎症作用(動脈硬化の予防)

筋トレは脂肪分解を促進する

最近、新たに発見された”マイオカイン"に”イシリン"があります。イシリンは運動によって筋肉から分泌されて、「白色細胞」を「褐色化」して、「ベージュ脂肪」に変えます。このベージュ脂肪細胞は、脂肪のエネルギーを用いて熱を発生する脂肪なので、「減りやすい脂肪」といえるでしょう。また筋トレを行うと、短期効果として、感覚神経を通して脳に刺激が伝わり、アドレナリン、ノルアドレナリン、成長ホルモンなどが分泌され、脂肪分解が促進されます。

2022年こそダイエット!メタボ脱却!とお考えの方、運動するなら是非「筋トレ」を取り入れてみましょう!

トレーナー紹介

LEAPROCKfitness新宿御苑代表 中川祥太朗(Shotaro Nakagawa) 

1973年11月21日
トレーナー歴20年 トレーニング歴20年
元TAIKANZ新宿御苑マネージャー 
フィットネスクラブマネージャー歴16年

保有資格: 

●NSCA(CSCS)
全米ストレングス&コンディショニング協会認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
●NASM(PES)
(National Academy of Sports Medicine – Performance Enhancement Specialist)
●NLPコーチング認定コーチ

パーソナルトレーニング・グループトレーニング・企業セミナー、研修・出版物やメディア(書斎のゴルフ:日経プレミア)(誰でもできるゴルフ体幹の鍛え方:日経プレミア)(BEAUTY STYLE BOOK MYSTYLE ダレノガレ明美)(おはよう日本:NHK)その他メディア多数

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